今日の日経新聞記事に興味を引く記事がありました。
スマホのアプリを通じて1日の歩数を計測し、8000歩を超えると
Tポイントが付与されるというものです。
この仕組みは非常にうまい仕組みだと思いますし、これから色々なサービスなどと運動習慣を連動させていけることが考えられます。
アンドロイドアプリでもiOSアプリでも、運動やトレーニングに関するアプリはとてもたくさんありますし、毎日のように新しいものが発表されてきています。
しかし、そのどれもが、「トレーニングや運動のアドバイス」や「記録アプリ」という程度のもので止まっていました。
トレーニングアプリでも、例えば「腹筋運動の動画」が再生されて
後は「自分でレッツトライ!」といったようにハッパを掛けて終わり。
わかりやすいグラフや、見た目のオシャレなトレーニング記録を付けるアプリでもそうなのですが、結局どんなアプリを入れても
「本人が運動をしないことには効果なし」です。
ところが今回の記事のように直接お金に絡んでくるような仕組みとして運動をさせることができれば、運動・トレーニングにおいて一番大事な「やる」ということが自然にできます。
この記事を読む限り、おそらく万歩計と同じ仕組みを利用していると思います。だからやろうと思えば歩いていなくてもスマホを手に持って振り回すことで歩数を稼ぐというインチキもできますが、そういったことも位置情報を付けさせるなどということで対応可能でしょう。
私だったらこの仕組みを利用して、
「歩くことで貯まったポイントは病院などの医療機関で使える」
というサービス(仕組み)を作ります。
意図的に歩いて運動するようにしているということは、
「医者に頼りっぱなしではなく、自分で健康を維持または改善させようとしている」のですから、そういった人が増えていけば、膨らみ続けていると言われる医療費の削減になるわけです。
だから「医療費を無駄にかさばらせない努力をしている」、「無駄に通院せず、最低限の医療機関の利用に止めている」ことに対するインセンティブ(こういういい方はあまり好きではないですが)があってもいいと思います。
「運動してポイントをためましょう!」というCMが早く出てきてほしいです。