スポーツジムで働くトレーナーblog

フィットネスクラブでパーソナルトレーニングをしているトレーナーです。トレーニング関連の話、フィットネス業界の話、健康関連の情報・ニュースなどについて書いています。

休む理由を考えだしたら危険信号

トレーニング指導、運動指導をしているとわかることなのですが、

運動・筋トレは「結局はやるかやらないか」という二者択一のものだということです。

そして自分の置かれた状況や環境に合わせて常に「やる」という選択をし続けることが「継続」となり、それによって「効果」を手に入れることができます。

 

難しく書きましたが、要するに「どうしてもジムにけない」「どうしてもできない状況になった」ということ以外はトレーニングを「やる」ことが大切です。

 

この「やる」を継続している人というのは全体的にスリムな体をしています。その人本人の感覚からすると「いやいや、お腹が出てますよ」と言うことがほとんどですが、広い視野から見れば、それは決して謙遜ではありません。

街中ですこし注意して周囲の人を見てみればわかりますし、電車に乗っているサラリーマンの身体、お腹の出方を見ると本当に不健康な太り方をしている人が多いです。

「メタボ検診」などというもの数年前に頻繁に見聞きした言葉ですが、そんなのどこへやらと言った状況です。

 

そういった方が、「このままではまずい」と自覚してフィットネスクラブへ来ることがありますが、結局は「やらない」という選択をし続けてしまい、フェードアウトするケースが多いです。

例えば

「10日にみんなでお墓参りに行くことになったので今週はジムいけない」という理由を挙げた方が実際にいます。

では、その前日9日であれば来れるのではないかとこちらが訊くと

「前日に家族が集まって準備をするから時間がない」というのです。

 

お墓参りに行くから、その前にどこかの曜日で「やる」

家族が家に来るからそれまでの時間ですこしでいから「やる」

という発想になることが、どんなに効果的な運動をすることよりも大切です。

 

その発想にならないと、どんどん脳は「休む理由」を考えだし、

「〇〇だから運動できないのはしょうがない」

「~~~になったからトレーニングできないけど仕方がない」

というようにありとあらゆる理由を考えて

「私は本当は運動をしなくてはいけないのに、どうにもならない状況になってしまったから運動ができなかったのだ。これは私のせいではない」という理論武装をしてしまいます。

 

運動を休む理由、頭で組み立てていませんか?