スポーツジムで働くトレーナーblog

フィットネスクラブでパーソナルトレーニングをしているトレーナーです。トレーニング関連の話、フィットネス業界の話、健康関連の情報・ニュースなどについて書いています。

ついにスーパーマーケットも月定額制に

このブログで以前、フィットネスクラブの料金体系である「月定額」という形式を導入する他業種、サービスが増加してきていることを書きましたが、それに続くように小売業のスーパーマーケットでもその仕組みが導入されるというニュースがありました。

headlines.yahoo.co.jp

配送料が定額で設けられるということなので、毎回の買い物に500円が加算されるわけですが自宅まで持ってきてもらえるので500円ならば納得感があるのだろうということですね。

 

あらゆるサービス、料金の支払いというものが「定額制」になりつつあります。本当にそれを実感しています。細かく考えれば、「定額料金+利用料金」という2段階式の料金体系、その境目がどんどんあいまいになってきているということを感じます。

 

例えば電話です。今までは月々の基本料金(定額制)+利用料という形でした。それが今や月2000円前後で通話し放題です。インターネットの通信のみなら1000円以下で事実上使い放題になってますし、そこに通話もする場合は利用料がかかりますが、その金額もわずかです。

電気、ガス、水道はまだ「基本料金+利用料」という形の、よく考えれば納得できない料金体系ですが電気は小売販売自由化がされましたのでこちらもどんどん「定額使い放題」になっていくと考えられます。

 

さて、月定額で使い放題サービスの元祖ともいえるフィットネスクラブは今後どうなるでしょうか?これについても同じようなことを何度もこのブログで書いていますが、今後も月会費の料金は下がっていくと予想されます。

同じ系列会社のフィットネスクラブを複数店舗利用できる、いわゆる「マスター会員」「エリア会員」という種別の会員の月会費は現在でも13,000円前後と高めの金額ですが、それは本当に運動・トレーニングが好きな人たち用、お気に入りのインストラクターのレッスンを複数店舗で受けたい人用の会員種別です。

 

それ以外の種別の会員の会費は10,000円を下回り、7,000円前後にまで下がっています。土日会員や平日会員、ナイト会員などはもっと安いところもあります。

 

これははっきり言って良い流れだと私は感じています。今までが不当に高額過ぎたともいえるでしょう。10,000円の月会費というのは1回の施設利用で500円という計算になります(月に20日つまり週5×1か月4週間の計算)。10,000円以下の会費ということは1回の利用料が500円以下になるわけです。これはちょうど健康保険で利用する整骨院や整形外科、リハビリテーション科と同じくらいの金額です。

 

フィットネスクラブもそのくらいの料金が妥当です。

では月定額の低価格化、「基本料+利用料」のあいまい化によってフィットネス業界は今後どんな流れが予想できるかは次回に続けます。