読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

フィットネスクラブで働くトレーナーblog

フィットネスクラブでパーソナルトレーニングをしているトレーナーです。トレーニング関連の話、フィットネス業界の話、健康関連の情報・ニュースなどについて書いています。

薬よりも運動

東京MXテレビの番組に出演している苫米地英人という人がうつ病には投薬よりも運動が有効だという統計データについて触れていました。その音声はyoutubeにありましたのでリンクを添付します。

苫米地英人という人に関することには触れません。

www.youtube.com

この人の真偽は別として、投薬よりも運動が良いという考え方には本当に共感します。その通りだと思います。医学や脳科学に詳しくはなくとも、身体のメカニズムについて少し勉強すれば、なんとなく理解できることだからです。

運動、筋トレは理屈抜きに体にいいものだ といういい方もできますが、すこし専門家っぽく言うなら以下のようになります。

 

人体というのは大きく分けると脳と身体(主に筋肉)でつながっていると言えます。脳からの命令、神経の伝達により、筋肉を動かすことで様々な動きができるわけです。日常生活での動き、スポーツのする際の全身の動き、このブログを書くような細かな手の動きなど、そのすべては「脳からの指令」によるものです。

 

うつ病(うつ症状)になってしまう理由は人それぞれだと思いますが、いわゆるどうしようもない不安感や、やる気のなさ、虚しさ寂しさなどが常に頭の中にある状態が「うつ症状」だと考えられます。

なぜそういった状態に、脳が陥ってしまうのか?

フィットネストレーナーの視点から考えると、「脳と筋肉の連動が上手く起こらないと、脳に支障が出る」ということが考えられます。

 

筋トレや運動は脳から「この筋肉を動かせ!この関節を動かせ!こっちは休ませろ!この筋肉はまだ動かすな!」というように「身体の隅々に指令を出し、それを実行する」ということの繰り返しです。これによってどんどん脳からの指令を身体が実行するサイクルを回していけば、神経の通り、脳機能の通りの良さができてくるのは想像しやすいと思います。

 

そう考えれば、逆に脳から指令が出たとしても、それが身体の運動・関節や筋肉の活動という形でその指令に対する連動が起こらなければ、どんどん指令を出す側(脳)が疲れてくるだろうということも想像できるはずです。頭で考え事ばかりしてしまって、どうしようかと悩み、身体を動かさないでいると脳は疲弊するということがなんとなく想像できないでしょうか。

 

ストレスを受けた場合も同様でしょう。人同士の構成する世の中ですからそこの必ずストレスは伴いますが、例えば理不尽な理由で怒られる、怒鳴られる、嫌味を言われるという時、脳が感じた感情をそのまま表現すれば、脳からの指令を身体に連動させることになりますから脳は疲れないということになります。ただ、現実問題としてそんなことをしてしまうわけにいかないことが多いので、怒られようが、ネチネチ言われようが、納得いかない理由での問題扱いだろうが、感情を殺して耐えなくてはならないはずです。

これが数か月、数年、数十年と続けば、脳は疲労困憊になってフリーズしてしまうでしょう。これが「うつ病」というものではないかと私は考えています。

 

どんな時もカメラの前で笑顔を作らなくてはいけない芸能人の多くがうつ病になるのは、仕事柄自分の考えとは真逆のとこも笑顔で話さなくてはいけないからだと思います。商店街でコロッケ一つ買って食べるだけなのに「え?!なにこれ?ホラ!こんなにサクサク!」とか大げさに反応しくちゃならないわけですから。

 

こう考えれば、うつ病を治すには運動が有効というのは理解しやすいと思います。頭で考えたことをすぐに人体に連動させて行動に移すことが運動です。深く考えなくとも体を動かせば、神経の通りをよくすることになり、結果的に脳を休めることになるからです。

 

うつ状態が激しい人に運動してもらうことというのはこれまた別問題としてありますが、運動がうつ病に有効なのは明らかです。