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フィットネスクラブで働くトレーナーblog

フィットネスクラブでパーソナルトレーニングをしているトレーナーです。トレーニング関連の話、フィットネス業界の話、健康関連の情報・ニュースなどについて書いています。

トレーニング先進国アメリカ、肥満大国アメリカ

日本のフィットネス業界が大好きなのがアメリカです。トレーニング先進国ということもありますが、「アメリカではこんなことをやっている」というのをモノマネするのが日本のフィットネス業界のビジネスモデルになっていると言ってもいいかもしれません。

「ニューヨークで大流行のエクササイズ」

「ハリウッドセレブが行っているトレーニング」などという言葉はフィットネス業界だけでなくテレビなどで一般の人も聞いたことがあるフレーズだと思います。

 

かなり前にこのブログで一度書きましたが、どれだけの数の人が運動を定期的に行っているかといういわば”フィットネス実践者の数”のことを「フィットネス人口」や「フィットネス参加率」という表現をします。

運動の手段は色々あるため、計算方法はさまざまですが、いわゆる「フィットネスクラブに入会している人の数」として我々は考えます。

日本のフィットネス参加率はなんと3%台です。3.3~3.4くらいでしょう。日本の全人口の3%です。これはとても低い数字です。

 

日本のフィットネス業界が大好きでお手本にしているアメリカはこの数字が10%です。全人口の一割ですからこれは大きいですね。アメリカという国自体の大きさ、医療保険が事実上機能していないので医療機関に掛かると莫大なお金がかかる、などアメリカの事情を踏まえるとこの数字に対する見方は変わってきますが、日本のフィットネス業界人はそんなことまで考えません。

「アメリカは10パーだ。だから我々もそこを目指そう!」くらいのそれこそ「頭がパー」な発想をしています。

 

なそこまで言い切れるかというと、フィットネス参加率10%のアメリカの事情を探ることをしていない、ネットの検索すらもしていないからです。

アメリカの事情を考えていくうえで非常に良いことを話してくれている人のリンクを見つけました。

miyearnzzlabo.com

なんとなくイメージで多くの人が知っていることですが、アメリカはジャンクフードによる「肥満大国」という側面もあります。この町山さんのリンクは非常によくまとめられており、この人の名前と「Fed Up」というタイトルで検索をすれば実際のラジオ音声もyoutubeにあります。詳しくはそちらを見聞きしてもらえると話が早いです。

 

この「Fed Up」は日本での効果はありませんでした。DVDはありますが日本版はありません。(でも買おうと思います)

 

フィットネス参加率10%のアメリカ。

それならばアメリカの人たちは日本よりも健康な人が多く、病気になる確率も少なく、そしてもちろん病気に直結する「肥満」の人たちも少ないはず。そして医療費も少ないはずです。

実際はどうなんでしょうか?

 

フィットネス参加率を挙げることは、フィットネス業界がもっと儲かることを意味しています。ですが、それによって健康な人が増える、ということではないと考えられます。「フィットネスという商品を多くの人に買ってもらうこと」と定義づけをして、その上で10%のアメリカはアメリカは「どのような戦略で商品を販売しているか」という見方をするべきです。