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フィットネスクラブで働くトレーナーblog

フィットネスクラブでパーソナルトレーニングをしているトレーナーです。トレーニング関連の話、フィットネス業界の話、健康関連の情報・ニュースなどについて書いています。

”トレーニング”なのか”コンディショニング”なのかをはっきりさせれば納得できる

フィットネスクラブで走る、泳ぐ、筋トレをする、スタジオプログラムに出るなどの様々な運動をされている方で、「自分なりの決まった流れ」というものが確率されている人というのは特に問題なしなのですが、

「特に効果を感じることもないけれどなんとなく自己流でやっている」とか

明らかに間違ったor意味のないやり方にもかかわらず「これでいい!」と信じてそのやり方を続けてしまっている人というのは、まず現場のスタッフのアドバイスに耳を傾けてほしいものです。(実際、そうしてくれる人はほとんどいないのですが)

 

数日前にも似たような内容の記事を書きましたが、フィットネスクラブで運動をされている方は、ご自分が行っている運動が「トレーニング」か「コンディショニング」か、まずはっきりと定義をするべきだと思います。

 

「トレーニング」というものを定義すると

「強化」、「向上」、「上達」などという言葉が当てはまります。

スポーツで言えば、より強くなることや、より上手くなる、ということを目的とした「練習」がトレーニングだということになります。

 

それに対して「コンディショニング」というのはどうかというと

「予防」「維持」「悪化防止」「機能回復・改善」などという表現が当てはまります。今現在の体力・筋力・心肺機能などが低下していかないように歯止めをかけるような行為で、スポーツで言えば練習ではなく、「慣らし」とか、野球選手の自主トレ時によく使われる「軽め調整」という言葉が相応しいでしょう。

 

この定義をしないままで自己流の運動を続けてしまうことが良くないのです。

実はその人にとって最も効果が薄く、自分が望む身体の状態に対してふさわしい運動が出来ていないという、一番イタイ行為を続けてしまうということになります。

 

私が実際に現場で受けた質問から説明していきます。

f:id:blog_practice:20160907214920p:plainこのようなランニングマシンを普段よく利用する方からの質問でした。

「いつも時速4~8㎞くらいのペースで歩く~走るをやっているんだけどそれってどうなの?」と私は訊かれました。

これに対する回答として私が説明したのが「トレーニングとして」なのか「コンディショニングとして」なのかによって答えが変わってきますよ という答えでした。

 

トレーニングとして考えた場合、

4~8㎞というのははっきり言って「甘い」です。トレーニングになっていません。

時速8㎞くらいであれば、早歩きが少し進んで「走り」という動作になったくらいものですから、持久力向上や体力向上のための内容としては不十分。意識してしっかり「走る」ということして心拍数を上げていくようにする方がいいでしょう。

(もちろんその人の年齢など考慮する点はありますが、一般的にです)

 

話を聞くとその方は「備え付けのテレビを見ながらやっている」ということだったのですが、厳しく言えば「テレビを見ながらできる程度の運動で体力を向上させようなんて考えが甘すぎる」ということです。

ゴルフ、テニス、野球などのスポーツに置き換えれば、「スマホでおもしろ動画を見ながら練習している」とか「友達としゃべりながら遊び半分でキャッチボールだけしている」というようなものです。それで「上手くなろう」などと思う方が可笑しいでしょう。

 

ところが、コンディショニングとして考えれば

時速4~8㎞のランニングマシンwithテレビ鑑賞というのは「非常に効果的な運動」だと言えます。

だって家で寝転んでテレビを見ているよりずっとマシです。

身体を動かしていれば、今の状態よりも関節が固くなることも防げるし、ある程度心拍数も上がりますから血流が良くなって血液もキレイでサラサラになる。「有酸素運動」になっていますから、高血圧や血中脂肪を下げる効果もあります。

健康維持、今のあなたの体力キープということには4~8㎞の歩き・走りはとても良い運動ですよ! 

 

という回答になりました。

 

フィットネスクラブで運動されている皆さん、あなたがやっているのは「トレーニング」ですか?それとも「コンディショニング」でしょうか?

「体力をつけよう」とか「筋力を上げよう」とか「筋肉を太くしよう」などということが目標でしたらちゃんと「トレーニング」をしましょう。

「やらないよりはずっとマシ」という「コンディショニング」になっていませんか?

「上手くなるための練習」をしているつもりが、「感覚を忘れないための軽めの調整」になってるかもしれません。

 

コンディショニングで十分であれば、それでいいのですが・・・・。