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フィットネスクラブで働くトレーナーblog

フィットネスクラブでパーソナルトレーニングをしているトレーナーです。トレーニング関連の話、フィットネス業界の話、健康関連の情報・ニュースなどについて書いています。

「周囲に運動している人がいる」から自分も運動ができる

昨日の続きです。

フィットネスクラブのジムエリアの中で周囲の人の迷惑になるサーキットトレーニングをなぜやろうとするのか?

その答えは「フィットネスクラブという空間だから」ということでした。

 

このブログの1回目に書いた記事にも関連しますが、サーキットトレーニングに限らず、フィットネスクラブにわざわざ来なくてもできる運動はたくさんあります。

例えば、歩くこと(ウォーキング)や走ること(ランニング・ジョギング)です。

近所の公園でもできるし、自宅で着替えてそのまま外を歩いたり走ったりすれば、お金もかからないしジムまで行く時間も節約できます。

時間帯効果・費用対効果なども面でも「わざわざフィットネスクラブまで行って走る・歩く」ことよりずっと効率がいいはずですが・・・・・

なぜか、

みなさんジムまで来て、走る(歩く)のです。

f:id:blog_practice:20161113182042p:plainこんな感じですね。

この光景はフィットネスクラブの定番の風景です。

同様に「自転車」もそうです。

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エアロバイクという商品名が定着していますが、これはもう自転車そのものです。これを人によっては60分くらいの長時間にわたってやり続ける人もいますが、フィットネスクラブという空調のきいた室内で、バイクに備え付けのテレビを見ながら自転車をこぐことよりも、防寒対策や暑さ対策をしながら自転車で外を走ること、つまりちょっとしたサイクリングに行く方が運動効果は高いことは、文章だけでもわかることです。

 

自転車をこぐと転倒して危険を伴う可能性がある高齢者の場合はエアロバイクというのは良いマシンですが、まだ年齢的にも体力的にも十分自転車を乗りこなせる人が(筋トレ前のウォームアップや締めのクールダウンなどの目的以外で)、床に置いてある自転車をやり込んでも、正直「う~ん・・・」という印象です。

 

フィットネスクラブまで「自転車で来る」という人もいますが、仮にジム内でエアロバイクを漕ぐことをメインに施設利用をしている場合、

クラブまで自転車で来て→そこでまた自転車を漕いで→また自転車で帰る

ということになります。そのまま外を走ってくればいいのに・・・・。

 

 もっと言えば筋トレもそうですね。

ジムに来なくても自宅で腹筋運動や腕立て伏せなんかをやれば、健康維持のための筋トレをしては十分です。

 

このようによく考えてみれば、フィットネスクラブという場・施設というのは、突き詰めていけば多くの人にとって「必要のない施設」「いらないもの」なわけです。 

 

でも、みんな、ジムに来るんです。

着替えを持って、飲み物をもって、靴をもって、タオルをもって、毎月の利用料を払ってジムに来ます。そして運動します。

その理由は、

どう考えてもやはり、

「そういうふうにしないと運動しないから」

「運動するための施設でもないと自分から身体を動かそうとは思わないから」という人が多いこと、人間という生き物がもともとそういう性質なのだろうということしか考えられません。

 

単に走る・歩くという行為一つにとっても

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この様に周囲に同じようなことをしている人がいる場に自分から身を置かないとやる気にならないからです。

 

人間関係につかれたと言っても、無人島へ行って一人で生活を始める人はまずいないでしょう。人はやはり「他者との関係性が生まれるところ」でしか生きられないのです。

だから、みんなわざわざスポーツクラブまで来ておいて、「来なくてもできる運動」をするのだと思います。