昨日に続けます、といいながら帰宅が遅くなったため、本日の更新となりました。改めてタンパク質というものについて書いていきます。
人体というのはほとんどタンパク質で出来ている。
つまり必要不可欠な栄養素で必ず摂取しないといけない。
というものがタンパク質です。
ですから、タンパク質をたくさん食べればよいのですが、一般的な現代日本人の「三度の食事」から十分なタンパク質の量を摂取することは難しいでしょう。
「三度の食事で十分なタンパク質が摂取できるように意図的に工夫しないといけない」という食事をしているのが現代日本人の大半ではないかと思います。
では、1日にどのくらいの量を摂取するべきなのでしょうか?
簡単に言うと「自分の体重×1g」、つまり「自分の体重kg」の数字の単位をgに変えるだけです。
体重60㎏の人ならそのまま「60g以上が必要」ということになります。
※6000gではありません。
正確には、体脂肪の重さを除いた「除脂肪体重(じょしぼうたいじゅう)」の数字のg数が必要です。(まあ、自分の体重分必要だと思っていて大丈夫です)
これはよく考えれば当然といってよい数字です。
人体はそのほとんどがタンパク質で出来ており、口から摂取したタンパク質を「貯めておく」ということをせずに(細かく言えば貯めているのですが)どんどん使って、全身の組織の入れ替えをしています。
ですから、その原料として必要になるタンパク質の量は、「体重と同じ数字」になるというのは自然なことです。
体重×1g
この分量は実は「かなりの量」なのです。よく言われることですが、牛肉100gあたり約20gのタンパク質が含まれています。
20gしかない、のです。となれば、一般的な体格の男性ならステーキ300g、女性でも200gを「毎日」食べないといけません。お店で食べるにしても自分で肉を買って焼くにしても、結構な手間だということがわかるかと思います。(金額的にも、量的にも)
他のもので補おうとしても、卵1個でだいたい5~6gですから、1日10個前後食べないと間に合いません。
コンビニや弁当屋さんの弁当で比較的肉類の多いものを選んだとしても、それだけで1日分のタンパク質が補える量ではないし、炭水化物の量の方が圧倒的に多いです。
スーパーの弁当コーナーや惣菜コーナー、コンビニで売られている食品などは、裏を見ると炭水化物・タンパク質・脂質が何g入っているかが記されてるので、一度調べてみることをお勧めします。
ほとんどの食品が炭水化物が多く、脂質も多く、タンパク質が非常に少ない、またはタンパク質も多いけど脂質も多い、という状態になっています。
必要不可欠な栄養素であるにもかかわらず、必要な分量の摂取が難しいので、意図的に摂取するようにしないといけない栄養素、がタンパク質です。
いかに効率よくタンパク質を摂取するかについて、明日に続けます。