ボディビルやその他コンテストで常に上位に入るトップクラス選手達には
「もしかしてステロイドをつかってるんじゃないのか?」という疑惑の目が向けられることが多いです。
その真偽ははっきり言ってわかないのです。
使用してない人からすればいい迷惑な話ですが、使用している人がいたとしても、その人がいつどんなタイミングで使用しているか、その瞬間を目にすることは不可能に近いでしょう。
(ステロイドとは薬物でなくホルモン)
ボディビル系の団体が使用を禁止しているホルモン剤を使っているというのは単純に考えれば「ズルをしている」ということになります。
一方で、
ほぼ毎日のようにトレーニングをして、ありとあらゆるサプリメントを使って、どれだけハードにトレーニングをしても、なかなか筋肉は付かない(一般人からするとついているけど大会参加者としてはまだまだ)という現実もあるわけです。
これだけ色々やってもなかなか大会の順位が上がっていかない、、、という悩みが長く続くと「もうステロイドやるしかないのか?」という考えがよぎるというのはある意味普通の感覚と言ってもいいのではないかと思います。
当然、ステロイド材を使用したとしても、トレーニングをしなくてはいけないことは事実です。
アメリカのプロレスラーはプロテインを飲む感覚で普通にステロイド材を使うというような話を雑誌等で読んだことがありますが、決して「ずるい」と一言で言えるものではありませんでした。
プロレスラーになるためにはまず身体を大きくしないといけません。
そしてなった後も「大きな身体」を維持していく必要があります。
何年もかけてトレーニングして身体を作っていてはレスラーとして活躍するための「時間」がドンドンなくなります。
ですからできるだけ早い段階で身体が大きくなっている方がレスラーとして活動できる時間が長い、つまり長い間プロレスラーで居られるわけです。
ちまちまトレーニングしているよりも、自分の夢のためにはステロイド材くらい使ってでも近道を通ろうという気持ちは十分理解できます。
ステロイドをただのチートとして考えるか、夢を叶えるための手段として考えるか、両端を見て考えてみましょう。