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フィットネスクラブで働くトレーナーblog

フィットネスクラブでパーソナルトレーニングをしているトレーナーです。トレーニング関連の話、フィットネス業界の話、健康関連の情報・ニュースなどについて書いています。

クランチで腹筋強化の前に、シットアップで上がるトレーニングを。

昨日は

スクワットという万能トレーニングと、その前段階にチェックしておくと良い項目について書きました。

 

その件と似たようなものに、腹筋強化のエクササイズとして有名な「クランチ」と「シットアップ」というものがあります。

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こちらがクランチで・・・

 

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こちらがシットアップです。

 

二つの違いは「完全に上半身を起こすか、起こし切らないか」という点です。

腹筋を強化するというテーマであれば、クランチをする方がより正しい選択であり、効果的な方法ということになります。

シットアップは体を起こしますので、大腿直筋や腸腰筋といった脚や腰(骨盤周り)の筋肉も使っていることになります。

そうなると、刺激を入れたい肝心の腹筋はあまり刺激が入っていないということになります。ですから、脚や腰の筋肉を使わずに腹筋だけを刺激するためには上半身を起こし切らない「クランチ」という動作が有効!となるわけです。

と、一般的には言われています。

 

しかし、それはやはり定期的にトレーニングしている人の発想が基本になっているものだと思います。

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一般的なフィットネスクラブに来る利用者の方々の多くは、クランチのこの動作ですら、「できない」というほど腹筋が弱いケースが多いです。

仰向けになって床に寝ると、脚をスイングするなどの反動を付けないと起き上がれないわけです。

 

そういった方々へ「腹筋強化にはシットアップよりクランチがお勧めです」と紹介するのは疑問です。特に女性の場合は、頭を持ち上げただけで首が疲れてしまうということも頻繁にあるからです。

 

その場合は、腹筋への刺激が分散されるけれども、頭を両手でしっかりホールドして、足をパッドにしっかりと噛ませて、上半身を上げきる「シットアップ」をまずは何度もやってもらって、「とにかく全身で起き上がる」ための動作(筋活動)を行うことの方がその人にとっての「効果的な腹筋強化のエクササイズ」であると考えられます。

 

仰向けに寝そべってみてください。

そこから「どこにもつかまらず」「腕や脚の反動を付けず」上半身だけ起こす(または浮かせる)ことができるでしょうか?

出来ない場合は誰かに足を抑えてもらうとか、どこかに足を固定して行うシットアップから始める方が正解だと言えます。